■バッキングの基本(2) - キックオフとエンディング
今回は曲のキックオフ(出だし)とエンディングのバッキングについて練習していきます。
まずはキックオフのバッキングから。
イントロを誰か別の奏者(バンジョーやフィドルなど)が弾いていると仮定して、その後ろでマンドリンがどう動いているかを見ていきます。
バッキング・パターン(キックオフ) 【サウンドを聴く】
よくあるキックオフ時のバックアップの方法です。
もちろん曲にもよりますが、最初の2分音符は特に強く弾くことが多いです。
「強く弾くとはどれくらい?」とよく質問も受けますが、ひとつの答えとして、
少々錆びた弦なら、切れても仕方が無いくらいまで強く、です。
音源では、カウントを4拍入れていますので、練習時、タイミングを合わせる目安にして頂ければと、思います。
バッキング・パターン(エンディング) 【サウンドを聴く】
よく使われるエンディングのバッキング・パターンのひとつです。
1小節目の8分音符はスタッカート気味に小気味よくダウン・ストロークで刻んでいきましょう。
2小節目は16分音符が4つ続きます。右手は慣れるまでリズム良く弾くことが難しいかもしれません。
この16部音符はダウンで始まり、アップで終わります。4分休符の後はダウン・ストロークです。
左手は4分休符の場所にくるまでは押さえた状態のままです。
慣れてきたら、曲に合わせてコード・バッキングができるように練習してみてください。
4拍子のスタンダード・ブルーグラスであれば、ほとんどの曲はこのパターンでクリアすることができます。
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