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良い楽器と悪い楽器

この質問、至るところでよく聞きます。「○○さんが持っているのはいい楽器(マンドリン)ですよね。」みたいな。いろんな方にも実は「ちょっと私の楽器見てくれませんか?」とよく言われますが、私はルシアーではないので、この際カミング・アウトすると、根拠のある答えはできかねます。。。ホント、皆さんゴメンなさい(^^ゞ

もちろん表板とネックの材質がどうのこうの、指板はアーチがいい、フラットがいい、などの部分もありますが、実際は自分で弾いてみたときに、どう感じたかが大事かな、と私は考えるようにしています。例えば、今持っているものとのトーンの違いなんかもそうですよね。自分のバンドがどういうタイプの演奏を求められているか、または求めているか、だけでも見方が変わると思っています。例えば、メロウな選曲が多いのなら、ギブソン系のワイルドさは不用だ、と思うかもしれないですし、ゴリゴリのトラッド・バンドでビル・モンローのようなマンドリンが必要であれば、それは人によっては「良い楽器」にもなると思います。

それから、弾きやすさや、音の出方などもありますよね。ジャムをしているとよく聞こえるのにマイクを通すとちょっと弱い、自分にはよく音が聞こえているのに、前に音が飛んでいないような気がする、ギターとマンドリンだけなら相性がいいのに、バンドになると音が溶け合っているようだ、などなどの印象を持つこともあるでしょう。むしろそうした分析ができていれば、自分が求めるものができてくると思うんです。

安い楽器であっても、自分なりのセット・アップを楽しんで、自分好みの音を作り上げ、長く弾いていらっしゃる方もいれば、高価な楽器を次々と買っていく方もおられます。古い楽器のほうが木そのものの鳴りや、塗装の関係上良い、とはされていますが、ラッカーとヴァーニッシュの仕上げだけでも違いもありますし、ユーズドであれば、前のユーザーの影響も少なからず受けています。

様々な楽器を使うシチュエーションの中で、自分の理想にかなっていれば良い楽器といえますし、そうでなければ悪い楽器になってしまいます。実際に曲にあわせて持ち換えるプレイヤーもいますしね。そうした点では、100%満足のいくもの、というのはなかなか難しいでしょうし、それを求める旅をするのも楽器弾きの醍醐味といえるかもしれないですね。そうした意味では、男女の出会いに似ているのかもしれません。

最後に、私がスマート・マンドリンを買う時、弦楽器工房Shilohさんに相談したときの基準を書いてみますね。こうした条件を提示するなど、楽器屋さんと相談しながら決めていく参考にしてみてください。

・好きなマンドリン・プレイヤーを挙げる。(CDなどを聞いてもらう。)
・上記のことと、自分の演奏スタイル(同じ楽器も弾き手が変わると音の出方に変化あり)
・板目か柾目か?
・テールピースはギブソン・タイプ(純正のものに疑問があったので。)
・アメリカ材にこだわる(ブルーグラスはアメリカの音楽だから。)
・一直線に前へ音が出るもの(マイク対策。前へ出ていれば自分に聞こえないのはOK。)
・手が小さい
・トラ目模様やインレイは気にしない。(音には関係ないので。お金もかかるし・・・。)
・人が持っていないマンドリンが欲しい!(これから値段が上がりそうなモノ)

その結果、、、オーダー・メイドになっちゃいました♪

ページ左側にアマゾンのリンクを貼っています。この木(スプルース等)を使ったらこの価格帯、など参考にしてみてください。ブランド・プライスと言いますか、同じような構造でも値段に差が出ることも。ブランド品にこだわらなければ、より安い値段で、良いサウンドの1本と巡り合うことは多々ありますよ!

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