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どうやったら上手くなる? |
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どうやったら上手くなる? 【1-「意識」することの大切さ】 |
「どうやったら先生のように上手くなりますか?」
この質問、音楽教室、ワークショップなどで生徒たちからよく問われます。
正直、何と言っていいものやら。「上手い」の基準も人それぞれに曖昧・・・。
しかも僕自身が、「自分は上手だ!」という認識がないですから。 (^-^;あらら・・・。
恐らく、世の達人、上級者と言われる方のほとんども、そのように思ってらっしゃるんではないでしょうか。
が、これでは皆さんの期待する答えにはなってないですよね。.。φ(・д・)。 チャントコタエナキャ
少なくとも僕が過去に練習してきたことをぼちぼちと書いてみます。
まず、今回は「意識編」。
【1】改善したい点を「意識」していくこと。
実は、コレ大きいです。人間誰しも、無意識と有意識とでは大違いなんですよ。意識をするだけで、勝手に直っていく自分のクセ、って結構ありますよ。数週間で直る人、半年、一年かかる人、それぞれ期間は練習量などによって異なりますが、「意識」さえしていれば、いつの間にか自然と修正されるものです。
実際に以下のタブ譜を例にやってみましょう。
まずはこれを、オルタネイト・ピッキング(※)で、できるだけ速く弾いてみてください。
その時に、可能であればレコーダーなどで録音してみてください。
※オルタネイト・ピッキング・・・右手のピッキングをダウンから始めていき、その後はアップ・ダウン・アップ・ダウンと交互に弾くこと。案外コレ、難しいみたいですが。
録音を止めて、今のご自身のプレイを聞いてみてください。ちゃんと弾けている方もいれば、そうでない方もいるかと思います。以下のチェックをしてみてください。
【チェック・ポイント】
@リズム良く音が流れていますか?
ソ・・・ラシ・・・ド・・・レ・・ミファ#ソ・・・・・ラ・・・(#ノ゚Д゚)ノ ・゚・┻┻゚・:.。o
アウー!
って、なってないですよね・・・さすがに。。。
まさか、指を一本だけしか使わずに弾いていない、ということはないですか?
このスケールでは小指は使いませんが、人差し指、中指、薬指の3本は使われます。せっかく手には5本の指がある訳ですから、それぞれを上手く使っていくことを意識してくださいね。
詳しくはこちらのページでも解説しています。
A「アップ・ピッキングの音が弱い」傾向が見られましたか?
ソ ラ シ ド レ ミ ファ# ソ ラ シ ・・・
といった風に、ダウン・ピッキングが強調された雰囲気になっている方はビギナーの方でなくとも、非常に多く見られます。長く演奏をやられている、精神的にも余裕を持っておられるベテランの方より、「とにかく速弾きを!」と渇望する若者や学生さんたちに良く見られる傾向です。これ、本場のアメリカ人でも同様なんですよ。速く弾く事を優先しすぎて肝心のピッキングがおろそかになっては元も子もありません。
しかし、ご安心を。
解決方法はいたってシンプル!
「アップ・ダウンのピッキングを均等に、同じ音量で弾こう!」と意識してください。
それだけです。
常に認識できていれば、いつか修正されます☆
B「想像していたより遅いかも!?」と感じましたか?
運指の際、オーバーアクション気味に左手を大きく動かしすぎていませんか?
小さく、スマートに、がポイントです。鏡を見ながら練習すると良いですよo(^-^*)o
詳しくはこちらのページでも解説しています。
C弾き損じはないですか?
それぞれの音が綺麗に出ていますか?以下を確認してみてください。
左手:運指の際のオーバーアクション、指先で押さえられているかどうか。
右手:アップダウンのピッキング・スピードに対する左手とのバランス
その他:爪が伸びてませんか?爪が指板に当たると音はきちんと鳴りません。
メトロノームを使って、徐々にスピードを速くしていくなどの練習方法で解決していきます。
いかがでしたか?
4つのポイントのうち、いくつ該当したでしょうか?
1つの人もいれば、全て該当だ、という人もいるかもしれません。
しかし、焦らないで下さいね。いつかできるようになるんです。
まず、自分に「私はできる!」って暗示をかけてみてください。
コレ大事ですよ〜。
「できない」、って決めちゃうとずっとできないままですから。
「へっ。俺らなんかがあのチームに勝てるわけないじゃん!」
って思ってるチームがまず勝てないのと同じです。
しかし、ですよ。
そのクラブ活動を思い出してください。
「絶対レギュラーになってやるんだ!」と思ったらグングン上手くなるんです。
受験などを思い出してください。
「受かりたい!」あるいは「受かる!」と思うから一生懸命勉強したはずです。
あの頃を思い出してください。
「あの人に振り向いて欲しい」と思うとオシャレにも気合が入るでしょ?_〆(゚▽゚*) チョットチガウ?
ともかく。
あの・・・。
ですから、
「ここを修正していくんだ」
と各個人の練習ポイントを頭の中で意識し、
「大丈夫!いつかできるから!」
と自分を励まして頑張って、一つ一つのハードルをぜひ乗り越えてくださいねっ!
って、僕もコレ書きながら自分を戒めてます・・・(-ε-;)
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