ピッキングについて

【持ち方とピック】

文で書くと難しいんですが、ピックを持つ時の親指爪の位置は人差し指第二関節の先に出るかどうか位の場所。人差し指第一関節の先にピックの先が出る形。ここは、人によってある程度の差があると思います。基本的には違和感無く弾きやすい位置で、ということでしょうか。

ピック(ティア・ドロップ形)は、先のとがっている方ではなく、丸い方を使っています。パワーも出やすく、とがっている部分よりはヒットエリアが広く取れ、スローな曲などには深い音が出しやすい、などのメリットからです。詳しくは下図をご参照ください。

ピックの種類ですが、固くて厚いD.アンドレア社の1.5mmを使っています。これも好みによるもので、手が小さい私にはアメリカで人気のグリスマン・タイプだと大きすぎる、というのもあります。これも色々と試してみて自分に合ったものを使えばOKです。

 
ピックの持ち方例

【弦に当たる角度】

弦が当たる角度は人によっても微妙な違いはありますが、変に斜めに当たると「シャリシャリ」とした弱くて不明瞭な音になってしまうのはなんとなくお分かり頂けるかと思います。私は、基本は直角を目指して弾いている感じです。

【ストローク】

音の出し方ですが、アップ・ダウンの動きをした時に、音量が同じになるように心がけてください。ダウンの方が力が抜けやすいので、はっきりとした音は出しやすいと思いますが、ソロを弾いて、ラジカセかなんかで簡易録音して聞いてみると注意して弾いていても、アップの時のピッキングが弱い傾向があると思います。これはギターソロの練習でも同様なので、録音したりしながら、ぜひぜひやってみて下さい。これは、常に意識していると不思議なもので、本当に「そのうち」できるようになってきます。

【弾き方】

ソロを弾くときに小指などをピックガードの位置に添えることはありますが、重心はあくまで握った手の中心にある感じで、小指にはかけないようにしています。実際、3、4弦を弾く時にはほとんど宙吊り状態で弾いています。

また、人によってはブリッジの上に乗せるような感じで弾く人もいますし、これらのことをしないプレイヤーもいますので、これも、どれが正しいとか、そういう定義はプレイヤーの演奏スタイルや弾きやすさの問題などからも生じているとお考え下さい。




 青いところが弦の当たる場所





  

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